「クラシック音楽」を時代ごとに主な要素だけ記述してます。
ポピュラー、ロック、EDM、いろんな音楽があります。そんな中、クラシックは苦手、難しい、と感じる人が多いと言えます。なので、興味ある音楽はクラシックじゃないけど、知識として知っておいた方が良いかもしれない、そんな内容を記述をしておきます。
クラシック音楽の歴史は、様式や時代で大きく6つの時代に分けて記述します。時代区分は様々な説があり、これが正解というものはない。楽しむクリエイターにとっては、おおよその感覚、でいいんじゃないかと考えています。
1 中世 (400年頃~1400年頃)
2 ルネサンス (1400年頃~1600年頃)
3 バロック (1600年頃~1750年頃)
4 古典派 (1750年頃~1820年頃)
5 ロマン派 (1820年頃~1920年頃)
6 近代、現代 (1920年頃~)
|古典派
この時代で、チェックしておきたい3つの話
1・庶民が音楽を楽しめる時代
2・和声音楽が主体に
3・ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
1・庶民が音楽を楽しめる時代
これまで、音楽は教会で歌われ、演奏されるもの、そして、貴族たちが楽しむ、という時代でした。しかし、徐々に一般の人でも、音楽を楽しむ、という感覚が広まってきたのが、ようやくこの時代になります。この時代に、アメリカでは独立宣言があり、フランス革命があり、イギリスでは産業革命があり、まさに改革の時代であり、音楽、芸術の分野においても大きな改革が訪れたと言ってもよいでしょう。
そして、この頃から明確に、作曲家は音楽を作る職人という感覚から、芸術家として認められるようになったと言えるでしょう。楽譜の出版が盛んになってきたのもこの頃で、宮廷のお抱え作曲家にならずとも、収入を得ることができるようになってきた、つまり、「自分の作品」を作ることで、生計を立てることも可能になったのです。
2・ 和声音楽
バロックの時代には、対位法と呼ばれる作曲手法が一般的でした。簡単に言えば、対位法は旋律がいろいろ絡み合うことで音楽を構成する手法です。なので、横の流れを意識した形式になるのですが、徐々に、縦を感じる音楽になっていきます。ハーモニーですね、これが、和声です。そして、旋律はシンプルになり、その旋律を支える和音のつながり、というイメージを持った音楽が主流になります。メロディにコードをつける、といった、現在ではよくある形の音楽にイメージが近いですね。
こうした音楽になっていくことで、旋律として聴きやすく、歌いやすくもなります。そして、楽器もさらに進化し、一般庶民も演奏するようになり、徐々に庶民の楽しみ、ともなっていくんですね。作曲家も、教会や宮廷、貴族といった場だけでなく、自由に作曲できるような時代になってきたからこそ、音楽が大きな発展を遂げたといっても良いかもしれないですね。
3・ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
この時代の有名な作曲家といえば、この3人でしょう。先に述べた、ハイドンを聴けば、ああ、和声ってこうなっているんだ、と感じるはずです。特に、和声学を学んだ経験があれば、基本といえばこういう音楽になるな、と感じるでしょう。
・ハイドン 『ソナタ 第35番 第1楽章』
・モーツァルト 『きらきら星変奏曲』
・モーツァルト 『2台のピアノのためのソナタ』
・ベートーヴェン 「運命」
ベートーヴェン『歓喜の歌』(交響曲第9番)
・ハイドンで、有名な曲をひとつ紹介。
もう、下の動画を見ていただければ、よくわかります。最後には全員いなくなります。クラシックの作曲家も、ユニークな発想から曲を書いたりもします。ハイドンを例にあげますが、そのほかにも、さまざまなアプローチや発想で書かれた作品があります。クラシック音楽だから、頭が堅い人が多いと考える人がいたら、ぜんぜんイメージと違いますよー。
続きは、また。
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