「クラシック音楽 – 近代、現代 – 」西洋音楽の歴史をざっくり見ていく6

「クラシック音楽」を時代ごとに主な要素だけ記述してます。

 ポピュラー、ロック、EDM、いろんな音楽があります。そんな中、クラシックは苦手、難しい、と感じる人が多いと言えます。なので、興味ある音楽はクラシックじゃないけど、知識として知っておいた方が良いかもしれない、そんな内容を記述をしておきます。

 クラシック音楽の歴史は、様式や時代で大きく6つの時代に分けて記述します。時代区分は様々な説があり、これが正解というものはない。楽しむクリエイターにとっては、おおよその感覚、でいいんじゃないかと考えています。

1 中世 (400年頃~1400年頃)
2 ルネサンス (1400年頃~1600年頃)
3 バロック (1600年頃~1750年頃)
4 古典派 (1750年頃~1820年頃)
5 ロマン派 (1820年頃~1920年頃)
6 近代、現代 (1920年頃~)

   

|近代、現代

この時代で、チェックしておきたい3つの話

1・時代の分け方
2・今までと異なるスタイルを求めて
3・これが音楽? 発明家? ネタ?

 

1・時代の分け方

 近代音楽、現代音楽と分けて考えられることも多く、その境目を第2次世界大戦後としている場合が多い。しかしここでは、ひとまとめに考える。理由は、だいたいこのくらいの時代で、こんな音楽が、ということがわかればいいから。厳密に言えば、時代の区切りがはっきりしているわけでもないし、後から研究者といった人たちが決めていることで、その境目については、さまざまな議論もあるのが事実です。

 「はい、今日の何時から、令和になります!」のような決まりはないのだから、エンタテインメントな世界で活動していくにあたって、過去どんなものがあって、それらをどう自分の中に吸収するかという場合、そんなに具体的にきっちり覚えることが最重要だとは思わないです。だいたい、こんな流れで、くらいを知っておくだけでも、十分だと考えるので、細かく分けることは、ここでは不要だと考えます。

 

2・ 今までと異なるスタイルを求めて

 時代が流れていくにしたがって、人は、もっと何か新しいものを!と求めていきがちです。音楽にも、もちろん当てはまることで、この近代現代において、大きな動きが出始めます。今までの音楽では調性があり、和声や様式、形式などが成り立っていましたが、そういった伝統的なスタイルから脱却しようという動きです。

 まず、調性のない音楽を作ることで、これまでと違ったものができるだろう、という試みが広く行われます。シェーンベルグに代表される「12音技法」などは、その試みとしてわかりやすいですね(それ、なんだ?と思った方は、調べてみてください)。「現代音楽」「無調」等の用語で検索すれば、いろいろな試みがたくさん出てきます。こういった流れをよく「ポストモダン」という言い方で表します。

   

 しかし、クラシック音楽全体が、このような音楽なのかと言われれば、そうではないです。大まかな流れは無調であったり、ポストモダンな方向になりますが、やはり、古典的な手法に基づき、メロディや調性、形式を大切にする作曲家もおり、そういった作曲家を「新古典派」と呼んだりもします。

 無調の音楽をどう聴くかは個人の自由であり、素晴らしいと言う人もいれば、怖い、つまんない、という人もいる、それでいいのではないでしょうか。そういった音楽が存在し、それらが自分にとってどうなのか、人にどういった印象を与えるのか、そこに自分なりの意見を持っていればよいのではないでしょうか。

  

  

3・これが音楽? 発明家? ネタ?

 まあ、なんと言うんでしょうかね、これ、芸術なんでしょうかね?といった興味深い作品を、いくつか紹介します。一つ言えることは、適当にやってない、ということです。やはり何らかのメッセージがあったり、信念を持って行っていたりします(の場合がほとんどだと思います・・・)。まずは、いろいろ見てみてください。

 ここではあえて、解説等を書かないことにします。これは一体なんだ?と感じることが多いかもしれませんが、まずは、これらの演奏やパフォーマンスから何を感じ取れるのか、そこを考えることで、現代音楽の意味を捉えて見るのもよいかもしれません。

   

  

    

    

   

 この時代あたりから、ポピュラー音楽やジャズも一般的になり、世界中でさまざまな音楽が楽しまれるようになります。ロックやEDMといった進化をとげる一方、伝統的な西洋音楽の流れは、こういった方向に進んでいる、という捉え方もいいかもしれませんね。

 そう考えると、クラシックはお堅いもの、という言葉は似合わず、伝統を意識しながらも、常に何か新しいものを求め続けている、その(良いのかどうかは置いておくとして)最先端を進んでいる、という見方もできるかもしれません。まずは関心を持ってアプローチしてみる、これが大切ではないでしょうか。

  

  

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西洋音楽(クラシック音楽)の歴史をざっくり見ていく

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