楽曲『きよしこの夜』は、平和と団結を象徴するとして、2011年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
『きよしこの夜』が初めて演奏されたのは1818年12月25日、オーベルンドルフ(Oberndorf)というオーストリアの村です。英語では「Silent Night」、ドイツ語では「Stille Nacht」と書きます。作曲はフランツ・クサーヴァー・グルーバー、作詞はヨゼフ・モール。初演奏から今年で201年、昨年は楽曲誕生200年のイベント等、かなり行われていたようですね。
この曲が生まれた背景には、政治的にも経済的にも、生きていくことが困難な時代ということがありました。穏やかで平和を願う美しい『きよしこの夜』は、厳しい時代に生まれた曲だったんですね。
今では300以上の言語に翻訳され、世界中の人々に歌われています。そして、平和と団結を象徴するとして、2011年にオーストリアユネスコの無形文化遺産に登録されました。さらっと書いてますが、作曲された頃のオーストリア情勢は、大変だったようで、ここで詳細は記述しませんが、厳しい情勢の中で生きた時代だからこそ、こうした曲が生まれ、広まったのかもしれませんね。
きよしこの夜のチャペル「Stille-Nacht-Kapelle」は、オーストリアのザルツブルグ近くのオーベンドルフにあります。初めて演奏された街ですね。以下にオーベンドルフの観光サイトのリンクを貼っておきます。聖堂のお知らせも、もちろんあります。とても綺麗なサイトなので、ぜひご覧ください。
・きよしこの夜聖堂がある、オーストリアのオーベンドルフの街のサイトです。観光案内ですが、めちゃめちゃ綺麗で絵画の世界のようです(行ったことは、ないのですが)。
http://stillenacht-oberndorf.com/kapelle
・ザルツブルグにあるショップのようです。なんかかわいらしかったので、フェイスブックのリンク載せておきます。
https://www.facebook.com/stillenachtshopsalzburg/
・ピアノ連弾バージョン
紹介ビデオが、かっこよすぎる!
これ、ドイツ語がわからないので、ちょっと何言ってるのかわからないんですが・・・。なんかすごく良い動画なんだろうと思うので、載せときます。
日本の文化の中にも、無形文化遺産として登録されているものや事柄はいろいろありますね。ちなみに、「フラメンコ」も無形文化遺産に登録されていて、2018年には、ジャマイカ発祥の音楽「レゲエ」も登録されています。ただ、楽曲自体が登録されているのは、この曲以外にわかりませんでした。詳しく調べれば、他にもあるかもしれませんね。