|2台ピアノを紹介
ピアノは高音から低音まで、とても幅広い音域を持ち、オーケストラを再現することにもよく使われます。それほど、ダイナミックな楽器と言えるピアノを、2台使った曲というのも、意外と多く存在します。
連弾では、一台のピアノに4つの手を使い、幅広い音域を使いますが、2台だと、同じ音域の音を同時に奏でることができます。そうすることで、音に厚みが増し、連弾とは異なる、よりダイナミックな演奏が可能になります。
今回は、少し昔に書かれた2曲、バッハとモーツァルトの曲を紹介します。
・モーツァルト『2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448』
先にも紹介しましたが、2台ピアノ、と言えば、この曲を思い浮かべる人も多いと思います。クラシック音楽を題材にした人気漫画、アニメ、ドラマ、映画にもなった「のだめカンタービレ」で、主人公の、のだめと千秋が一緒に演奏したことで、クラシックに馴染みのない人たちにも、一気に浸透しました。
実際にこの曲は、モーツァルトの弟子、アウエルンハンマーという女性と演奏するために書かれたとも言われています。この曲以外にも、いくつか2台ピアノの曲を書いていますが、やはりこの曲が一番有名と言えるのではないでしょうか。
同じ曲でも、演奏や表現が違えば、またそれは面白いものです。いろんな演奏を聴いてみるのも興味深いかもしれませんね。
・バッハ『2台のピアノのための協奏曲 ハ長調 BWV 1061』
もちろん、バッハの時代にピアノは存在しないわけで。この曲は、2台のチェンバロのための協奏曲として書かれたものとされている。バッハらしい曲ですが、聴きやすく、とてもかっこいい(と個人的には思う)曲です。バッハだからお堅い、というより、渋い、というイメージですね。
他にもたくさん、迫力のある2台ピアノ曲や、2台ピアノにアレンジされた曲があります。またの機会に、紹介していこうと思います。
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